憧れのチャーターヨット
佐伯湾サンセットクルーズ + フレンチディナー
11月22日に行われる由布市との観光協定締結に先駆けて、10月23日大分ヨットクラブ会長小橋氏のご好意で借用した「雅風」で、由布市の関係者、県、旅行ツーリズム関係者らを招いて佐伯市長がホスト役として乗艇しサンセットクルーズが行われた
 佐伯に常駐する特務艦ひうちをバックに見送る関係者

この時期としては珍しく暖かい穏やかな天候の中、海上自衛隊の桟橋を離れた「雅風」はすぐにセールを上げた。さわやかな15kt程度の秋風が吹き「雅風」はマスコミ関係者を乗せた伴奏艇を従えて鶴見半島に沿って東進し、程なく丹賀砲台跡の沖合いに到達、そこから方向を北に変えて上浦を目指した。

  

この間、船内では佐伯で評価の高いフランス料理店「ムッシュ河野」のシェフ兼ソムリエの河野氏が由布市と佐伯市の食材を使った料理をゲストに提供している。ウエルカムドリンクはマリンレモンのシャンパン割り、前菜にカナッペをあしらい、ゲストはみな満足げな様子。

一通り食した後、上着を脱いでアッパーデッキやフォアデッキでくつろぐ。優美で贅沢な時間が過ぎていく。

玉の湯社長でツーリズム大分会長でもある桑野和泉氏と佐伯市長西嶋泰義氏がこれからの佐伯市と由布市の観光のあり方について歓談している。桑野氏ら由布市関係者は、これまでの佐伯観光の現状から旧来の田舎風もてなしを想像していたようだが、いい意味で彼女らの期待は見事に裏切られたのではないだろうか

穏やかな海 心地よい潮風 澄み切った秋空 点在する島々 その中を進む「雅 風」の船上で提供されるセレブなフランス料理 

一流のソムリエが厳選したワインとシャンパン ゲストを完璧にもてなすギャルソンたち

優美に弾む会話 至玉のひと時がここにある

ディナーの終了を告げるエスプレッソコーヒーの香りが船内を包む頃、夜の帳が静かに幕を下ろしていく

明かりの灯った桟橋に着岸した「雅風」から降りたゲストは、今日と言う特別な日の佐伯湾の海という異次元の世界で過ごした優美な時間の余韻に浸りながら帰途についた。

この心地よさを提供することを目的に企画したこのイベントは、「雅風」という舞台の上で完璧な成功を見せた。クルージングとはかくあるものという見本のような今回の試みが佐伯で出来たのは、ひとえにこの「雅風」を提供していただいた小橋会長のご好意が第一義の要因であることは言を待たない。そうして東洋の地中海のイメージでディナーを組み立てて欲しいとお願いした私のわがままを、見事に表現していただいたムッシュと共に賞賛の拍手を送りたい。

『雅 風』
LAGOON44
クルージング カタマラン
フランスBENETEAU社

佐伯海上自衛隊 海上保安庁 漁業組合 小型船安全協議会他多数のご協力に感謝します